Beep復刻版

Beep』という雑誌をご存じでしょうか?名称だけでピンとくる方は私と同年代もしくは少し上の世代で生粋のゲーム好きかと推察します。
1984年12月に創刊され、1989年5月休刊となったゲーム総合雑誌です。このころはファミコンの黎明期で今の『ファミ通』のようなコンシューマゲーム専門の雑誌は無く、ゲーム雑誌といえば『ログイン』『コンプティーク』『テクノポリス』のようなパソコンゲーム雑誌が中心の時代でした。この後隆盛を向かえるファミコン専門誌との狭間の期間に花開いたのが『Beep』でした。単にゲームの紹介・攻略ではなく個性的なライターの企画にあふれたアクの強い、でもとてもおもしろい雑誌でした。
今回この『Beep』が復刻版という形でひとまとめになって出まして、それを手に入れたわけですが、覚えているものです。1986年1月号のナムコスターラスター」の紹介記事や1986年6月号のセガファンタジーゾーン」の紹介記事などは、誌面のレイアウトそのまま覚えていますし、「スペースハリアー」や「アフターバーナー」の記事を読んでセガのマークⅢが欲しくなったことも思い出しました。「ドラゴンクエスト」なるRPGファミコンで発売されることを知ったのも『Beep』の記事でした。
それから十数年。コンピュータゲームの進化の早さと、自分がいまだにゲーム好きであることを痛感した次第であります。
ちなみに『Beep』のその後ですが、徐々にセガ寄りになり、休刊後に『Beep!メガドライブ』→『セガサターンマガジン』→『ドリームキャストマガジン』→『ドリマガ』となり今日に至ります。自分の負け組好きを再認識しました。