巨人フラれた!!高校生D4巡目指名の済美・福井が入団拒否

サンスポより

この日、学校関係者を通じて発表されたコメントでは「(4巡目指名は)大学社会人を含めると7、8巡目にあたり、入団してもやっていけるかどうか自信がない」と指名順を理由に挙げたが、10月12日に末次スカウト部長が学校に指名のあいさつに出向いたときは、福井は笑顔を見せていた。両者になにが起きたのか? 父・俊治さんによると拒否に傾いた要因は、その後の巨人側の対応にあったという。

「こちらから電話するまで連絡は一度もありませんでした。もし(『4巡目だが評価はもっと上』など)そういった誠意や言葉が伝わっていれば、拒否という形にはなっていなかったと思います」と俊治さんは憤りを隠せない。

巨人側も音信不通だったわけではなく、学校を通じて次回の交渉日程を煮詰めていた。ただその間、1巡目の辻内が原監督から直接、激励の電話を受けるなど、他の指名選手の動向が新聞紙上で報じられたことが甲子園で9勝を挙げた福井のプライドを傷つけた。

「甲子園の成績はそれほどではない投手が高い評価を得ているのに、何のために息子が高校で頑張ってきたのか…」

家族で協議を重ねた結果、10月末に俊治さんが拒否する方針であることを通達。球団側は翻意するよう説得したが、福井は態度は硬化させたままだった。

来たければ来ればいいし、プロとしてやっていく自信が無いならそれもかまわないと思います。そういう選手がいたとしても全然おかしくないです。
ただ、父親のコメントが不快。甲子園9勝は立派ですが、それがイコール投手としての評価ではないと思います。甲子園での実績に劣る辻内やそもそも甲子園出場経験の無い加登脇が上位指名なのが気に食わないのかもしれませんが、甲子園での実績も、指名順位もプロに入れば関係なくて実績が全てです。福井自身のプライドというよりは、親のプライドという気がします。