李が“巨人1号”!バットへし折られ燃えた、一塁争い猛アピール

サンスポより

そんな逆境で飛び出した“逆転弾”。実は驚きの指令も下されていた。第1打席の情けない内容に、近藤ヘッドコーチが制約ナシで打たせる意味で「ホームランを打て」と伝えていたのだ。篠塚内野守備総合コーチも「ホームランのサインだったよ」と冗談まじりで証言。まさかの仰天指令に忠実に応えられることこそ、一流スラッガーの証しでもある。

さらにその後のランチ特打では79スイングで29発をスタンドにたたき込み、本塁打率は.367と驚異的な数字。150メートル級のアーチもあり、原監督も「チーム(=ケース)打撃もすごかったね。近藤さんに言われて本当に(ホームランを)打ち込んでいたもんね。さすがだ」と脱帽する。

実戦でもサイン通りにホームランを打てるのなら、一塁は文句無く李なんですが。それは置いても、この長打力は魅力ですね。
一方のディロンも

発奮材料はバット破損だけではなかった。ケース打撃では2チームが交代して行ったが、主力主体のグループに入ったライバルのディロンが目の前で2打数1安打。凡退した打席も二ゴロの進塁打で、キッチリとエンドランの仕事をこなしていた。器用な打撃を見せつけられ、李にとっては、正一塁手を争うアピール合戦ではリードを許した格好だったのだ。

エンドランなど器用にこなしており、これはこれで今年の目指すところのスモールベースボール向きなので、恐らく原監督も頭を悩ますことでしょう。
(はてなプロ野球’06)