G・伊原コーチ屈辱デビュー…“伝説の走塁”広島にやられた

サンスポより

 お先真っ暗のデビュー戦だ。伊原野手総合コーチは“指定席”の三塁コーチスボックスで何もできずにいた。広島相手に2安打完封負け。見せ場である本塁突入の場面は1度もなかった。

 「走者が出ればそういうこともできるが、ウチは走者がでなかったからね」。対外試合では初の三塁コーチだったが、今キャンプ中に連夜のミーティングで教え込んだ機動力野球はまったく発揮できなかった。

 それどころか…。屈辱的なシーンを目の当たりにした。五回一死一塁。鞘師の右前打で一走の本塁生還を許してしまった。ヒットエンドランのサインが出ていたとはいえ、三浦→岩舘→星と渡った緩慢な中継プレーに伊原コーチの怒りが爆発した。

2安打完封負けでは、いかに名三塁コーチと言えどどうしようもないですね。走塁以前に塁に出ないといけないということです。課題の多いキャンプだ……。
(はてなプロ野球’06)