来たれヤングG!巨人・工藤が『年またぎトレ』敢行

サンスポより

 「オフはないよ。来年は今年と同じようなことはできない。戦力として働けるようしっかり体を作らないと」。例年、年明けに出発している米・アリゾナ州での自主トレを前倒し、12月20日前後に渡米。1月18日ごろまで滞在し、宮崎での合同自主トレ→春季キャンプと徹底的に体を鍛え上げる予定だ。

 テーマは、「1年間投げられる体作り」。今季は3勝止まりで夏場以降は二軍調整が続き左肩違和感にも悩まされた。巨人残留は決めたが、単年契約の来季は背水の陣。シーズン終了後、数日間の休養を経てからはすでにジャイアンツ球場で始動し、上半身中心の筋力トレーニングなどを行ってきた。同時期に首位打者に輝いたマウアーや、3年間で123セーブを挙げたツインズの守護神・ネーサンも自主トレを行う予定というアリゾナの施設で、徹底的に“鉄人ボディー”を作る。

 『工藤塾』の門戸も開放する。23日のファン感謝デー、24日の納会で顔を合わせる若手選手に声をかけ、参加希望者は受け入れる予定。「年末は予定もあるだろうから、年明けから合流でもいいしね」。来季は、プロ26年目。若手中心のG投ではコーチ的役割も期待されており、同じ左腕の辻内、会田ら工藤を慕う若手も多いことから有意義な時間になることは間違いない。

この年でも自分を鍛え上げようとする意欲や、自分を脅かしかねない若手への自主トレの呼びかけなど、ただただ頭が下がります。せっかく大先輩が盗ませてくれるのだから、ぜひともこういうところを盗み取って欲しい。っていうか脅威を感じさせるくらいにならないと。
一体何人の若手が参加することか。
(はてなプロ野球’06)