はてな年間100冊読書クラブ 002/100
北方謙三『血涙〈上〉―新楊家将』
- 作者: 北方謙三
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/12/07
- メディア: 単行本
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今回はどちらかといえば遼側の方でドラマが展開。正直なところ楊家側は六郎も七郎も九妹も人物描写に差が無いのでみんな一緒に見えます。楊家将といいつつ主役は遼の石幻果であり耶律休哥です。そういった意味で前作を読んでいないと彼らの苦悩や敵が見えてきません。
石幻果が自分が何者かであるかを取り戻すまでが上巻です。ベタな引きですが、これがいい。
『水滸伝』ほど長くないし、一気に読むにはいい分量です。