はてな年間100冊読書クラブ 006/100

谷川流涼宮ハルヒの消失

涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

シリーズ4冊目。これまでの伏線とこれからの伏線が入り混じった長編です。そんな訳で作品としての密度は高かったです。巷ではシリーズ最高傑作らしいです。
これまでは日常を代表し非日常的なキャラクタたちに巻き込まれる傍観者のつもりでいた主人公のキョンが、この巻で自分の意思で非日常的な生活を選択するという点でシリーズ転換点だったと思います。
誰が、何故、どうやって世界を変えたのかを突き止める(広義の)ミステリとしても楽しめました。