はてな年間100冊読書クラブ 020/100

デイヴィッド・エディングス『青き薔薇の魔石 タムール記③』

青き薔薇の魔石―タムール記〈3〉 (ハヤカワ文庫FT)

青き薔薇の魔石―タムール記〈3〉 (ハヤカワ文庫FT)

巻頭にプロローグとして1〜2巻の内容をタムール人側の視点からまとめています。視点が変わることで事象が正反対に。歴史とはそんなもの。
本編は、スパーホークを中心とする聖騎士たちは青き薔薇の魔石ベーリオンの回収に、一方女王エラナを中心とする一派は帝国首都マセリオンで内務省の陰謀を暴き立てるべく動きます。
一行に神様がいる時点で何でもありですが、この巻ではベーリオンも手に入り何でもあり度は増しています。本当にどこまでいくんでしょう。
今一最後の切れ方が中途半端な感がありますが、本来3巻構成の原書を邦訳の段階で6巻構成にしているから仕方ないか。