巨×ヤ 21回戦

9/11
   1 2 3 4 5 6 7 8 9 計

巨人 3 0 2 0 0 0 0 0 1 6

ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 2 3 5

[勝] 木佐貫 12勝 7敗

[S]上原 4勝 3敗 28S

[負]石井一 7勝 9敗

[本] 川本5号3ラン(9回、上原)

雨中の死闘を制し70勝到達。2位に浮上で、阪神戦3連敗で消えた自力優勝も復活しました。またヤクルト戦の今季勝ち越しを決めました。
何年ぶりかの神宮球場での野球観戦です。球場に到着したら試合は中断中でした。初回に巨人の攻撃が終わって、ヤクルトの攻撃に入ったところで中断になったようです。僕が球場に入ってからは雨が収まり、試合は再開されました。
巨人の先発は木佐貫。ところどころで出塁を許すも併殺や三振で切り抜け上々の出来です。このまま完封してくれるのかと思いましたが甘かったです。青木・ラミレスに捕まり、7回途中で豊田にスイッチ。9安打無四死球2失点の内容でした。
打線は初回の3得点は見逃しましたが、3回は二岡の安打・阿部の四球からホリンズが送って、木村拓が返すという下位打線ながら良い攻撃でした。高橋由のタイムリーも出て、欲を言えばこのまま上位打線が爆発してくれたらと思いましたが、小笠原が倒れ2点止まり。その後は9回まで無安打に抑えられ、淡々と試合が進みました。
5回までは時折雨が降り、試合成立してくれたらいいなと思いつつ観ていましたが、5回からはすっかり雨が上がり、逆に雨降ってコールドになってくれないかなぁなどと思っていたら、9回一死のところから雨脚が強くなり始めました。豊田が連続安打を浴びて上原と交代したのはこのときです。川本の打球はフラフラと上がり、これがスタンドに飛び込み3ラン、まさかの1点差。神宮球場ブルペンが外にあり、試合中にも中継ぎ・抑えが準備しているところが見えますが、上原が投球練習を開始したのは9回からで急遽という感じでした。そのせいか、それとも雨のせいか調子は今一つという感じでした。そんな雨の中、続く城石の当たりは三塁ベースに当たり方向が代わるというアンラッキーな安打、青木の当たりも最後はベースカバーに入った上原と交錯する際どい内野安打で、一死1・3塁と大ピンチ。原監督が出てきて審判に何やら言っています。このときは中止を訴えているのかと思っていましたが、翌日のスポーツニュースでは「何時間待ってもいいから、いいコンディションでやらせてくれ」と言っていたとのこと。実際、雷は鳴るは、雨は強くなるはで普通ならどう考えても中止の場面です。でも中止になったらヤクルト側は黙ってないだろうなと思いました。どう考えても流れはヤクルトな場面でした。ですが、ここで試合は一時中断。実に46分も待ちました。中断中も雨の中でヤクルト応援団はずっと応援を続けていたのには頭が下がります。途中古田監督が雨の様子を見にグランドに出てきたところに、ヤクルト応援席から古田コールが上がったりもしました。
雨が小降りになったところで、グランド整備が始まり、試合は再開されました。ここで上原が中断前とは見違える投球内容を見せます。田中浩・ラミレスを三振で切って捨ててゲームセット。結果的にあの中断で上原が落ち着きを取り戻し、開き直れたことが勝因だったかと思います。雨に苦戦し、雨に救われた一戦でした。
(はてなプロ野球’07)