巨×広 22回戦

9/14
   1 2 3 4 5 6 7 8 9101112 計

広島 3 0 2 0 1 2 0 0 0 0 0 0 8

巨人 0 0 0 0 3 0 0 0 5 0 0 1X9

[勝] 豊田 2勝 5敗 4S

[負]フェルナンデス 3勝 8敗

[本] 新井26号ソロ(5回、内海)

奇跡の大逆転で広島との最終カードの頭を取りました。自力優勝、3位以内マジック9が再点灯しています。
久しぶりに東京ドームで試合を観戦しました。
初回、1アウトを簡単に取った後からがいけません。2ストライクは取るものの、きめきれずボールが増え、ストライクを取りにいった球を打たれるというパターンで連打を浴び、いきなり内海が3失点。
3回も2アウトを取った後から二塁打三連発で2点取られ、もう今日は内海駄目だろうという雰囲気が漂います。3回裏の打席で代打が出るかと思いきや何と続投。そして、5回に新井にソロを打たれ6-0。
打線も4回まで黒田に手も足も出ません。どう考えても負け試合です。
流れが変わったのが5回裏。1アウト後、ゴンザレス・清水が連続安打、ここで代打脇谷が四球を選び一死満塁とします。この初めてのチャンスに高橋由が2点タイムリーを放ち、なおも一死2・3塁。不振の谷に代わって代打矢野。僕の前の席に座っていた矢野のユニホームを着たお姉ちゃんが驚喜します。矢野は犠飛を放ち1点追加。小笠原で後1点欲しかったですが凡退で6-3。3点差ならワンチャンスで追いつけると一筋の光明が見えてきました。
そんな追撃ムードに福田と山口が水を差します。山崎にヒットを許すと、黒田が絶妙な送りバント。一塁の李が前に出てこなかったために福田と黒田が競争となって黒田が競り勝ち無死1・2塁。梵にタイムリーを打たれたところで福田→山口にスイッチ。広島はここで代打前田智。広島サイドが一番盛り上がったのがここで、ブラウン監督も勝負どころが分かっているなぁ、とどめ刺す気満々だなぁと感じました。山口は暴投でさらに1点献上しましたが、何とか後続を断って8-3の5点差となりました。この当たりから返り始める観客が出始めます。
6回裏はあっさり三者凡退、7回裏は一死満塁のチャンスを作るも無得点で終わり、この最大の得点機を逃したところで、さらに観客は帰り始めます。そして8回裏も三者凡退。
そして9回裏が訪れます。先頭のゴンザレスが四球を選び、続く清水がヒット。ホリンズがタイムリーで1点返し、8-4。さらに高橋由も続き、8-5。この辺りから、もしかしていける?みたいな雰囲気になってきて外野スタンドもヒートアップしてきます。広島はここで抑えの永川を投入、代打木村拓を三振にしとめ1アウト。小笠原は四球で一死満塁。今日全く駄目な李は三振で二死満塁。二岡の打席でパスボールがあり、8-6。結局二岡は四球で再び二死満塁。満塁・サヨナラとくれば阿部慎之介の見せ場ですが、不振の阿部は7回から加藤に代わっていました。控え捕手の関係から代打も使えません。ここで若干球場テンションが下がります。あっさりと2ストライクに追い込まれ、終わりかなぁというムードの中、加藤の打球はライト前へ。球場全体で総立ちでオレンジのタオルを振り回してのお祭り騒ぎとなりました。そのままサヨナラといきたかったところですが、ゴンザレスは三振で同点止まりで延長戦に突入。
9回からは上原が登板。2回を無失点の内容でしたが、投球内容は今一つ。先日の神宮での登板のときも良くありませんでしたが、あれは雨のせいもあったのかと思いましたが、この試合でもキレが良くない。追い込んでも再三ファールで逃げられて、中々アウトが取れません。残り試合が少ないなか、若干不安な要素です。
11回裏にサヨナラのチャンスが訪れます。木村拓の二塁打、古城の安打、二岡の四球で一死満塁。ここで9回の同点劇の立役者加藤に打席が回ります。が、併殺打であっさチェンジ。真のヒーローになり損ねました。
12回の表を豊田が(珍しく)きっちりと抑え、負けは無くなりました。最終回の攻撃は代打大道。職人がしっかりと二塁打を放ち、打席は清水。今日はここまで3安打と当たりに当たっている清水にフェルナンデスは敵ではありませんでした。打球は右中間に抜け、サヨナラ!年に一回あるかないかという良い試合を見せていただきました。
この試合の殊勲はもちろん清水で、影の殊勲が加藤なわけですが、もう一人影の殊勲を吉武にあげたい。どこの記事にも上がっていませんが、内海・福田・山口(7回は三人で抑えたけど)の若い投手が今一つな出来で失点を重ねる中、8回・9回をぴしゃりと抑えて9回裏の同点劇につないだ点は評価されてしかるべきと思います。加藤のリードも良かったのかもしれませんが。
これで今季は観戦試合の負けは無く勝率10割です。次は24日の中日戦を観に行く予定です。
(はてなプロ野球’07)