巨人・谷、左翼レギュラーほぼ手中!2安打2打点大暴れ

 原監督から求められた結果を出した。清水、亀井ら激しい外野手争いのなか、谷が左翼の定位置の筆頭候補に躍り出た。

 「ずっといい感じでやれていますね。今年は早めに仕上げて、いい形でやれています」。キャンプ最後の紅白戦。三、五回に連続適時打を放つなど3打数2安打2打点。紅白戦5試合で通算13打数6安打4打点、打率.462で文句なしの“MVP”だ。

 オフの準備が好発進の秘けつだ。夫人で柔道家の亮子さんの実家のある福岡県内で、地道に走り込みを続けた。昨年は右ひじ痛に苦しんだが、照準を紅白戦初戦(11日)にピタリ。「プロに入って一番早い」というほどのハイペース調整で、サバイバルキャンプを強調した原監督の要求に応えた。

 この日、高橋由、阿部、二岡ら生え抜き組はけがで紅白戦を欠場。移籍組・谷の奮闘がより際立った。原監督は「最もいけないのは、ゲームに出ない状態になっていること」と生え抜き組に苦言を呈し「悪いことは、なんにもないね」と自身がつけていた背番号8を受け継いだ谷を高評価した。

谷が実はここまでの紅白戦で一番打っているとのこと。新戦力の中であまり目立たなかったために、余計な雑音に悩まされずに練習に集中できたというのだろうか。嫁さんが来なかったのが幸いしてるのでは。シーズン中も出てこないことを祈ります。
外野手の定位置争いは谷が一歩リードか。高橋由は後退。
(はてなプロ野球’07)