はてな年間100冊読書クラブ 017/100

デイヴィッド・エディングス『炎の天蓋 タムール記②』

炎の天蓋―タムール記〈2〉 (ハヤカワ文庫FT)

炎の天蓋―タムール記〈2〉 (ハヤカワ文庫FT)

セフレーニアと再開したスパーホーク一行は何代にもわたって真珠貝の薄片で覆いつくした壮麗なタムール帝国の首都<炎の天蓋>マセリオンに到着。前半はアタン族の女戦士ミルタイの成人の儀式とトロールとの戦いが中心で、後半はマセリオンでの情報戦。
前作エレニア記では、早くからラスボスが提示されていたのに比べ、本作では各地で起こる異変は語られる一方でその黒幕がはっきりとしていませんでした。この巻のラストでようやく敵がはっきりとしてきましたが、詳細は次巻以降の持ち越しとなりました。
次巻のタイトルから察すると青き薔薇ベーリオンの探索行だろうか。